宮城県松島町長を逮捕 工事の予定価格を漏らした疑い

宮城県松島町長を逮捕 工事の予定価格を漏らした疑い

 宮城県警捜査2課は21日未明、同県松島町の町立中学校校舎工事の入札予定価格などを業者に漏らしたとして競売入札妨害の疑いで、同町高城町、松島町長、内田鉄夫容疑者(58)ら3人を逮捕した、と発表した。

 ほかに逮捕されたのは、仙台市青葉区小田原、会社役員、熱海義一(46)と同市宮城野区宮千代、会社員、山家貞美(54)の両容疑者。

 調べでは、内田容疑者は平成16年6月中旬、熱海容疑者に、町立松島中学校の校舎地震補強工事の入札参加業者を9社と教え、下旬には入札の予定価格か、それに近い価格を教えた疑いがもたれている。

 同年7月1日の入札では、山家容疑者が内田容疑者に教えられた価格で落札したとみられている。