北海道深川市で入札談合、現職の建設水道部長を逮捕

北海道深川市で入札談合、現職の建設水道部長を逮捕
 北海道深川市発注の小学校改築工事を巡る入札で談合に関与していたとして、道警は25日、同市建設水道部長広瀬康栄容疑者(59)を競売入札妨害の疑いで逮捕した。

 同入札に関し、道警はこれまでに、旭川市の「東洋設備」社長赤坂政良(58)、元水道環境部長で「深川建設業協会」事務局長の神保彰(61)両容疑者ら6人を競売入札妨害(談合)の疑いで逮捕している。

 調べによると広瀬容疑者は、6月28日に行われた同市立納内(おさむない)小学校改築に伴う暖房や給排水設備工事の入札で、神保容疑者と共謀し、東洋設備などが組む共同企業体(JV)が落札できるよう談合させた疑い。同社のJVは、予定価格(5603万8500万円)の96・5%にあたる5407万5000円で落札した。