破産手続き中に財産隠匿容疑 暴力団幹部ら5人逮捕

破産手続き中に財産隠匿容疑 暴力団幹部ら5人逮捕
2006年08月06日22時15分
 破産手続き中に財産を隠したとして、静岡県警は6日、暴力団山口組後藤組幹部の望月督剛(とくたけ)容疑者(39)=静岡市葵区=ら5人を破産法違反(詐欺破産)の疑いで逮捕した。望月容疑者は後藤組最大の下部組織の幹部。県警は後藤組が絡む組織的な犯行とみて調べている。

 調べでは、5人は共謀して05年11月下旬、東京都武蔵野市、深城雅弘容疑者(51)が経営していた静岡市内の合板会社の破産手続き中に、同社の取引先が振り出した約束手形(4700万円相当)を他人名義の隠し口座を使って決済。債権者への資産分配を免れるために会社の財産を隠した疑い。

 同社は同年10月、17億円の負債があるとして静岡地裁に破産を申し立てた