金融庁、調査要請へ・火災保険料取りすぎ問題

金融庁、調査要請へ・火災保険料取りすぎ問題
 損害保険会社で火災保険料の取りすぎが相次いで見つかった問題で、金融庁日本損害保険協会(会長=石原邦夫・東京海上日動火災保険社長)に対し、詳細を業界で自主調査するよう要請する方針を固めた。損保協は金融庁の意向を受け、21日に開く協会の理事会で、各社に対して実態調査を進めるよう求める見通しだ。

 火災保険では最近、評価額が下がった住宅なのに新築のままの高い保険金がかけられていたり、保険料が安くなる耐火住宅なのに割り引きがされていないといった、保険料の取りすぎが相次いで発覚している。代理店や損保の理解不足が原因とみられる。