栃木県警職員を停職処分 公用車事故で示談不正処理

栃木県警職員を停職処分 公用車事故で示談不正処理

 栃木県警は17日、パトカーなど公用車の交通事故の示談処理を放置し、事故の示談書などを偽造したとして、監察課の課長補佐級の男性職員(46)を有印公文書偽造・同行使容疑で宇都宮地検書類送検した。職員は同日付で停職6カ月の懲戒処分を受け、18日付で依願退職する。

 県警によると、職員は公用車の交通事故の示談処理を担当していた平成14年4月から18年5月にかけて、示談処理89件を放置したうえ、損害賠償方針の決定通知12通と示談書22通を偽造した疑い。職員は、示談金のうち625万円を自腹で支払っていた。

 調べに対し、職員は「仕事がたまり、正式な処理をすると時間がかかるのでやった」などと供述している。

(11/17 20:24)