東急百貨店の偽造ギフト券、3都県で2000枚使われる

東急百貨店の偽造ギフト券、3都県で2000枚使われる

 東急百貨店(本店・東京)で額面1000円の偽造ギフト券約2000枚が使われていたことが19日、分かった。同百貨店から被害相談を受けた警視庁渋谷署が偽造有価証券行使などの疑いもあるとみて捜査している。

 調べなどでは、偽造ギフト券が見つかったのは渋谷区の本店を含む都内と神奈川県、長野県の計8店舗。今月15日に百貨店で使われた金券を集計していたところ、実在しない通し番号が入ったものが見つかった。今月11〜16日にかけ、各店舗の食料品売り場や子供服売り場などで計2060枚が使われたことが判明している。

 偽造されたのは「町田東急百貨店」(現・まちだ店)のみで平成5年4月まで販売されていた古いタイプのギフト券。全国に12店舗ある東急百貨店のみで使えるもので、本物よりも色が薄く、黄色がかっているという。

 東急百貨店広報部の話「今後は金券を受け取る際のチェックを厳しくして再発防止に努めたい」