りそな銀行が大阪市を提訴 旧芦原病院融資

りそな銀行大阪市を提訴 旧芦原病院融資

 民事再生手続き中の旧芦原病院(大阪市浪速区)の運転資金融資をめぐり、りそな銀行(同市中央区)は12日、大阪市が、他行からの融資が見込めるように装い、融資を求めたのは、詐欺にあたるなどとして、市に対し焦げ付いた融資額全額の2億円の損害賠償を求める訴訟を大阪地裁に起こした。

 同行などによると、市は経営難に陥っていた旧芦原病院が民事再生手続きを検討していたにもかかわらず、平成17年6月、同行に対して運転資金2億円の融資を要請。

 この際、病院のメーンバンクだったみずほ銀行が融資打ち切りを市に伝えていたにもかかわらず、融資が見込めるように装った資金計画表をりそな銀行に提出、融資を実行させたという。

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 関淳一大阪市長のコメント 「訴状が届いておりませんので、コメントは控えさせていただきます」