無資格助産の堀病院院長「違法承知で指示」

無資格助産の堀病院院長「違法承知で指示」
 国内有数の産婦人科病院「堀病院」(横浜市瀬谷区)が看護師らに資格外の「内診」などの助産行為をさせていた事件で、同院の堀健一院長(78)が神奈川県警生活経済課の任意の事情聴取に対し、「私が看護師らに内診をするよう指示していた。法律違反と知っていた」と話していることが24日、分かった。同課は保健師助産師看護師法違反容疑での院長の立件に向け、裏付け捜査を急ぐ。

 同課は24日、堀院長を任意で事情聴取。堀院長は「医師、助産師の数が足りず、法に基づいて助産行為をすることに限界があった。1960年ごろに個人経営で開業した直後から看護師、准看護師に内診を行わせていた」と話したという。