大阪・刑務官汚職、暴力団組長と女性の内規違反面会も

大阪・刑務官汚職、暴力団組長と女性の内規違反面会も
　大阪拘置所の刑務官を巡る汚職事件で、主任看守・桑野勝彦容疑者（３７）（収賄容疑で逮捕）が２年前、別の脅迫事件で拘置されていた暴力団山口組系天野組組長・金政基容疑者（６６）（贈賄容疑で逮捕）に、内規に反して担当者を通さずに知人女性を面会させ、処分されていたことが、大阪府警の調べなどでわかった。

　面会に関する内規では、収容者は舎房担任者から面会連行係に引き渡され、連行係が面会室まで同行して立会職員に引き継ぐことになっている。ところが、調べなどによると、桑野容疑者は金容疑者担当だった２００４年７月２日〜２９日の間、知人女性が訪ねてきた際、金容疑者を面会室に連れて行き、引き合わせた。