日銀の旅費過払い1億円弱、責任者を処分へ

日銀の旅費過払い1億円弱、責任者を処分へ
 日銀が1999年から7年間に航空機を使った国内出張で職員に旅費を過払いした問題で、過払い総額が1億円弱に上ることが分かった。一部の職員らは格安航空券を使いながら普通運賃の金額を受け取っていた。その差額の返還を求める。職員に強い悪意がなかったとみて処分を見送る一方、組織運営の観点から担当責任者を処分する。

 4日にも調査結果を発表する。過払い総額は5000万円から1億円とみられる。日銀は会計検査院から指摘を受け、4月下旬に国内出張で過払いがあったと公表。職員と元職員の計2150人を対象に調査してきた