立花証券誤発注、損失は15億5300万円 担当者降格

立花証券誤発注、損失は15億5300万円 担当者降格
2006年07月18日23時21分
 中堅証券の立花証券がインターネット広告会社、アドウェイズ東証マザーズ)の株の売り注文を誤って出した問題で、同証券は18日、誤発注に伴う損失額が15億5300万円に上ったことを明らかにした。今期決算に全額を損失計上する。また、同日付で社長ら役員4人の月額報酬1カ月分を10〜20%減額し、担当者を降格させる社内処分を発表した。

 立花証券は6月20日、担当者が銘柄コードを取り違えて、同日東証マザーズに上場したアドウェイズ株に誤って売り注文を出した。すぐに取り消したが、1482株の売買が成立しており、同社は大株主から一時的に株券を借りて決済を成立させた後、市場で買い戻していた。先週末までに大株主に株券を返却し、損失が確定した