町長選巡り現金受け取る、青森・南部町議3人を逮捕

町長選巡り現金受け取る、青森・南部町議3人を逮捕
 今年2月に行われた合併後初の青森県南部町長選で、落選した夏坂秀一・旧福地村長への票を取りまとめる見返りに現金を受け取ったとして、青森県警は17日、いずれも南部町議の工藤光幸(65)(南部町大向)、中居誠(55)(同)、馬場忠靖(64)(同町沖田面)の3容疑者を公職選挙法違反(被買収)の疑いで逮捕した。

 県警はまた、3容疑者に現金を渡したとして、元同町議(6月20日に辞職)の沖田周蔵被告(59)(同)=公選法違反の罪で起訴済み=を同法違反(現金買収)の容疑で再逮捕した。

 調べによると、沖田被告は、南部町長選告示前の昨年12月、立候補を予定していた夏坂氏への票の取りまとめを行う報酬として、工藤、馬場両容疑者に各10万円を、中居容疑者には数十万円を渡した疑い。これで同選挙を巡る町議の逮捕者は計5人となった。