TOTO子会社が下請け代金を不当減額

TOTO子会社が下請け代金を不当減額
 TOTOの子会社で同社製品の修理を行う「東陶メンテナンス」(東京)が、下請け業者に払う工事代金を不当に減額したのは下請法違反に当たるとして、公正取引委員会は4日、減額分計約9200万円を315の業者に返還することなどを勧告した。

 公取委によると、同社はTOTO製品の保証期間中に行う無料修理の委託を受け、約8割を「SS店」という下請け業者に再委託。2004年7月から05年5月の間、下請け代金の1割を「管理費」名目で減額していた。管理費は保証期間後に行う有償修理の顧客をSS店に紹介する際に生じた通信費などの経費に充てていた。

 東陶メンテナンスの話 公正取引委員会と見解の相違があったが、勧告を真摯(しんし)に受け止め、改めて再発防止、法令順守の徹底を図る。