健康食品による健康被害相次ぐ、報告例3年9カ月間で363人

健康食品による健康被害相次ぐ、報告例3年9カ月間で363人
 いわゆる健康食品の摂取が原因と疑われる健康被害の報告例が今年3月までの3年9カ月間で363人に上ることが厚生労働省の集計でわかった。被害者の約7割が女性で、約3割が肝機能障害を起こし1人が死亡した。商品はダイエット効果などがうたい文句の外国製が多い。厚労省は「病気など体に不安を抱える人は摂取する前に医療機関に相談してほしい」と呼びかけている。

 厚労省は健康食品について、有効性や安全性の一定基準を満たす「保健機能食品」とそれ以外の「いわゆる健康食品」に分類。今回の集計対象はいわゆる健康食品で、医薬品成分が検出されたものは「未承認医薬品」として除外した