モンゴメリ元陸上選手逮捕 巨額詐欺関与の容疑で

モンゴメリ元陸上選手逮捕 巨額詐欺関与の容疑で
 陸上男子100メートルで2002年に9秒78の世界新記録(当時)を出しながら、昨年末にドーピング(薬物使用)違反で記録を抹消された米国のティム・モンゴメリ元選手(31)が28日、数百万ドルに及ぶ詐欺と資金洗浄の疑いがある集団に関与していたとして、逮捕された。

 告発によると、この集団は小切手の偽造などで500万ドル(約5億7000万円)を手にし、その一部を資金洗浄した疑いがあるという。モンゴメリ元選手は主犯ではなく、共犯の1人とみられている。

 モンゴメリ元選手は昨年12月、スポーツ仲裁裁判所(CAS)からドーピング違反で2年間の資格停止処分を受け、現役を退いている。記録については01年3月末以降のものを抹消された。