暴力団系企業に顧客情報 みずほ銀に改善命令

暴力団系企業に顧客情報 みずほ銀に改善命令

 金融庁は25日、みずほ銀行に対し、同行で発生した行員による顧客情報の暴力団系企業への流出に関し、内部管理体制に重大な問題が認められたとして、業務改善命令を出した。
 金融庁は、法令順守や顧客情報の漏洩(ろうえい)を防ぐ体制の確立などを同行に求め、5月25日までに業務改善計画を提出するよう命じた。個人情報保護法に基づき個人情報の安全管理を求める勧告も行った。

 一方、処分を受けたみずほ銀行は25日、杉山清次頭取を減給30%(2カ月)、担当役員6人を減給15−20%(同)とすると発表した。みずほフィナンシャルグループ前田晃伸社長ら2人を厳重注意処分とする。