平沢議員 爆弾返し 「堀江メール」口座も把握


平沢議員 爆弾返し 「堀江メール」口座も把握
 「堀江メール」と同じコピーを入手した自民党平沢勝栄衆院議員(60)が、今度は民主党が最後のよりどころとしている「金融機関の口座」も把握していることが23日、わかった。平沢氏によると民主党はこの口座を「堀江メール」と同じ“ネタ元”から入手したという。

 平沢氏は「ライブドアと取引した人なら誰でも知っている口座。これをもとに『国政調査権を発動しろ』という民主党はあまりにもアバウト。何でもできることになる」と激しい口調で話した。

 平沢氏は金融機関の名前、支店名、口座番号、口座名義を把握。だが、そこには入金や出金の記録はないという。「仮にそういう記録があれば民主党は出してくるはず。でも、いまだ具体的な中身を出してこない」と民主党の手の内を読んでいる。

 「ただ『堀江被告武部幹事長が親しい』という理由だけで追及している。でっち上げの文書を突破口にするのは極めて邪道だ」と激怒。現在、民主党はこの口座について調べていると主張しているが「金融機関のガードはかたい。しかも海外の金融機関をそう簡単に調べられるわけがない」と指摘した。

 さらに永田氏の“ネタ元”とされるフリージャーナリストについて「ジャーナリストならば、なぜ入手したネタを自分で書かないのか。政治家に渡した目的は何か。言いたいことは山ほどある。表に出てきて説明すべきだ」と訴えた。

 一方で永田氏に対しては「しくじることもある。謙虚に反省して、きちんとしきり直したほうがいい」と早期のケジメをアドバイス。前原代表や野田氏ら民主党幹部に対しては「最初に『信ぴょう性が高い』と言ったのは軽率。まったく危機管理ができていない。まずは正しいかどうか検証すべきだった」とした。