NTT系電子マネーID流出、米・中から不正アクセス

NTT系電子マネーID流出、米・中から不正アクセス
 昨年6月発覚したNTT系の電子マネーID不正利用事件は、電子マネーのID管理用サーバーに中国と米国のサーバーから不正アクセスされていたことが6日、警視庁ハイテク犯罪対策総合センターの調べで分かった。中国人が犯行に関与した疑いも浮上。勝手にIDを使われた被害額はその後、約400万円に拡大しており、警視庁は外国のハッカーも関与した国際的なネット犯罪の可能性があるとみて、両国の捜査当局に通信記録などの情報提供を要請した。

 NTT系のカードシステム会社「NTTカードソリューション」(東京都港区)が提供する電子マネーサービス「ネットキャッシュ」は、コンビニエンスストアなどでID(16けたの英数字)を購入。パソコンにこのIDを打ち込めば、ネット上の買い物、ゲーム代金などの支払いに利用できるサービス。クレジットカードを持たない10代などの利用が多いという